Secure Share

今や電子メールはビジネスに不可欠のものとなっています。電子メールへのファイル添付は非常に便利であり、日常的に行われていますが、大容量ファイルの添付は電子メールインフラに負担を与えることから、添付ファイルの容量を制限する企業も出てきました。その結果、エンドユーザーは社外のファイル転送サービスを使うことが増えてきています。

世の中には無料、あるいは安価なコンシューマ向けファイル転送サービスが溢れています。しかしこういったサービスはセキュリティに関してはそれほど強力ではありません。例えば、サーバー上のファイルの保護の状況が不明ですし、転送時の暗号化やウイルス対策も行われていない可能性があります。また、IT 部門が関与しないところで重要なデータがやりとりされるのは企業のセキュリティポリシーに違反しますし、コンプライアンス上も大きな問題となります。この問題を解決するためには、高いセキュリティを持つファイル転送サービスを自社で導入するのが有効です。

Proofpoint Secure Share は、クラウドベースのファイル転送ソリューションで、電子メールに添付できない大容量の、あるいは重要なファイルを簡単かつ安全に転送できます。既存の電子メールインフラに影響を与えること無く導入することができ、Proofpoint の高度なセキュリティ機能をサポートしており、データ流出防止などの各種コンプライアンス基準にも適合しています。Microsoft Outlook から直接大容量ファイルや機密情報を含むファイルを扱うことができ、操作も簡単です。

通常のメール送信とほとんど変わらない操作で安全なファイル転送を利用可能
 

送信者、受信者、管理者の全てがメリットを享受できる画期的なクラウドサービス

電子メールへの添付を制限する一方でファイル転送機能を用意したとしても、そのシステムの使い勝手が悪かった場合、エンドユーザーはそのシステムを使わず、勝手に社外サービスを利用しいてしまうこともあります。また、どういった場合はメール添付が可能で、どういった場合にファイル転送を使うかの使い分けを徹底させるために使い方やセキュリティポリシーに関する教育が必要になります。 Proofpoint Secure Share の特徴は、シームレスで簡単な操作とポリシー適用の自動化にあります。ファイル添付とファイル転送、どちらを使うべきかの判断、DLPチェック、暗号化、ウイルスチェックなどが全て自動的に行われ、エンドユーザーはポリシーについて思い悩む必要がありません。

Proofpoint Secure Share のユーザーエクスペリエンス

簡単でシームレスな操作感

• 送信者
  送信者は、使いやすいWebインターフェース、または Microsoft Outlook を使ってファイルを転送できます。Microsoft Outlook 専用プラグインを利用すると、使い慣れたメールクライアントの中からファイル転送を行う事ができます。
  ユーザーがファイルを添付してメールを送信しようとした場合に、システムがポリシーに従って添付ファイルのサイズや拡張子などをチェックし、添付では無くファイル転送に切り替えるようユーザーに促します。Outlook 内に追加されたファイル転送ボタンをクリックし、ファイル転送を行います。
  ファイルを Secure Share へ転送する際には通信は暗号化され、ウイルスチェック、コンテンツチェックが行われます。このとき、ファイルの中に機密情報などが含まれている場合、ユーザーに警告が送信され、必要に応じて転送が中断されます。
   
• 受信者
  受信者へは、Secure Share 上のファイルへのリンクのみが送信されます。受信者は初回のみユーザー登録を行い、使いやすいWebインターフェースを使ってファイルをダウンロードできます。次回からはパスワードの入力のみでアクセス可能で、送信者にファイルを送り返したりすることもできます。
  リンクには有効期限が設定できますので、一定期間ダウンロードされなかったファイルは無効化されます。
   
• 管理者
  管理画面は Proofpoint Enterprise Protection & Privacy と同一で、ファイル転送のためのポリシーを一括で設定できます。ファイル共有環境やポリシー違反に関する情報を視覚化するダッシュボードを利用できます。